Air Clean Filter


ユーロR購入時にオプションで装着したエアコンフィルターが、3年近く無交換でしたので交換してみました。
純正品でもよかったのですが、たまたま安価で手に入る機会があったので、ボッシュ製を選んでみました。


まずは助手席側のパネルを取り外します。
ネジ止めにはなってないので、引っ張るだけで外すことが出来ます。


次にグローブボックスのフレーム取付ボルト(6本)を外します。


グローブボックス内部にもビスがありますので、飾り蓋を外して緩めます。
こういった作業のときには傷が付くことが多いので、ドライバーにビニールテープなどを巻いておくとよいでしょう。


それだけであっさりとグローブボックスは取り外しできます。
グローブボックス内の照明がありますので、こちらも忘れずに外しておきます。


エバポレーターケースが見えますが、フィルターを取り外すには下のフレームが邪魔になります。
ハーネスも邪魔になるので、カプラーを外しておきます。


下のフレーム取付ボルトも取り外し。
ヒューズボックスのステーも同時に外します。


こちらは右側。


この後、フレームに付いているハーネスクリップも外します(つまむだけで簡単に外れます)。
フィルターカバーを外して、フィルター本体を引っ張れば取ることができます。
なお、オプションでフィルターを装着していない場合は、ここでエバポレータケースをカッターで切ってやらないといけません。
といってもフィルター装着を考慮されているので、簡単に加工できるようです。


エバポレーター。
フィルターのおかげできれいです。


こちらは外したフィルター。
真っ黒ではありませんが、葉っぱや虫などが詰まっていました。


ボッシュのフィルター。
純正もそうですが、方向が指定されているので合わせるように装着します。
向きは助手席→運転席の方向です。


フィルターを装着。
元通りに組んで終了です。
初めての作業なのでちょっと戸惑う箇所もありましたが、ボルトを外すだけなので難しくはありません。


このエアコンフィルターはカタログでは消臭・ディーゼルスモーク・花粉などに効果があることになっています。
がそれだけではなく、エバポレーターが汚れたり詰まったりすることを防ぐ効果もあります。
エバポレーターが詰まると風量が落ちますし、エアコン使用時に異臭がすることもあります。
位置的に掃除も難しいのですが、フィルターを装着していれば交換するだけですので簡単です。
オプションで装着されていない方も、装着してみてはいかがでしょうか。
長年乗るつもりなら、おすすめです。

なお、エアコンのサイクルは
コンプレッサーで冷媒を圧縮(冷媒は圧縮によって高温・高圧になる)
→ラジエータ前にあるコンデンサーで冷却(冷媒は液体になる)
→エキスパンションバルブで膨張(冷媒は気体になる・・・気化することで熱を奪う)
→低温になったガスがエバポレーター内を通過(ここを通るので吹き出す風が冷たくなります)
→再びコンプレッサーで圧縮
となっています。