Pedal Adjusting


初めてユーロRに乗ったときから感じていましたが、ペダル配置はどうもしっくりきませんでした。
そこでクラッチ・ブレーキ共に位置を下げることにしました。
加えてアクセルの遊びも調整しました。

クラッチペダルは下記の手順で調整します(下げる場合の方法です)。
1.プッシュロッド(のロッド)のロックナットを緩める(のナット)。
2.プッシュロッドが短くなる方向へ回す(ペダル側からだと反時計廻り)。
3.ペダルストッパーのロックナット(のナット)を緩め、ストッパー(のボルト)を締めこむ(プッシュロッドの遊びを調整します)。
4.クラッチスタート用のスイッチは必要に応じて調整する(のナットを緩めて行う)。
5.ロックナットを締める。


注意する点は、
1.ペダルを下げた場合はクラッチが確実に切れること。
2.ストッパーを締めた場合はクラッチの遊びがあること。
3.事前に位置をマークしておき、元に戻せるようにすること。
4.クラッチスイッチのカプラーは外してから回すこと(配線が撚れないように)。

です。

特にストッパーを締めた場合は、クラッチペダルを手で押してみて、軽く押せる(=遊びがある)ことを必ず確認して下さい。
遊びが無い状態だと、クラッチに常に足を載せているのと同じ状態になってしまいますので、早期にベアリングが壊れてしまいます。

ブレーキペダルも同様の手順です(下げる場合の方法です)。
1.マスターシリンダーへのプッシュロッドのロックナット(のナット)を緩める。
2.プッシュロッド(のロッド)を短くなる方向へ回す(ペダル側からだと反時計廻り)。


3.ストップランプスイッチのロックナット(下の写真・のナット)を緩め、ストップランプスイッチを締めこむ。
4.ストップランプスイッチはストッパーに当たってから少し戻す(下の写真・の箇所に隙間が必要です)。
5.ロックナットを締める。


注意する点は
1.ペダルを下げすぎると、ブレーキの効きが悪くなったように感じるのでほどほどに。
2.ブレーキを踏んだとき、ペダルが底についてしまうほど下げない。
3.ストップランプスイッチは必ず調整し、軽くブレーキを踏んだときにストップランプが点灯することを確認する。
4.元の位置をマークしておく。
5.ストップランプスイッチのカプラーを外してから行う。

です。

アクセルワイヤーの遊びの調整です。
1.エンジンルームのスロットルバルブ周辺のアクセルワイヤーブラケット(写真の赤印部分)を探します。
2.このナットは、ブラケットを2個のナットで挟むようになっています。
3.遊びを少なくしたいときは、左側のナットを緩めて右側のナットを締めます。
4.遊びを大きくしたいときは、反対の手順を行います。
5.遊びを少なくしたときは、ワイヤーに若干の遊びがあることを確認します。
6.遊びを大きくしたときは、ペダルを一杯に踏んだとき、スロットルバルブが全開になることを確認します。


どのペダルの調整にしても大幅に位置を変えるのではなく、微調整してやる程度にしておく方が無難です。
しかしほんの少しの調整でも、格段に運転し易くなりますよ。