BLIMP Seat Rail


気になるシートポジションの高さを低くするため、シートレールを交換することにしました。
ユーロR用のものとしてはPHASE製の物が有名ですが、検討した結果ブリンプ製のものを選びました。
ただし、ブリンプ製のものは正規品のレカロシートについてくるカードが必要になります。

取付はもちろん自分で行ったのですが、結構時間が掛かってしまいました。
簡単に交換できると思っていたのですが、ユーロRに取付するにはシートとレールの間にワッシャを挟む必要があったのです(ワッシャ1)。なぜかと言うとシート側にシートベルトのステーがリベットで留めてあるために、そのままボルトを締めこむとシートとレールが密着できずに隙間が出来てしまうからです。さらにステーのすぐそばの1箇所は、ワッシャの縁を切断してやらないといけませんでした(ワッシャ2)。
ワッシャの厚みは4mm程度必要で、それに合わせてボルトも長いものにしました。
ところがそのボルト、標準ではボルトの太さが8mm、頭のサイズが10mmなのです。通常店に売っている8mmボルトの頭は12mmです。なぜそうなっているかというと、12mmではレールの間隔が狭いために締め付けができないからです。事前にそのことに気づいたため、6角レンチで回すキャップボルトを買いました。

(←ワッシャ1)
(←ワッシャ2)
(←キャップボルト)

ちなみにシートとシートレールを取り付けるときは、運転席側前、運転席側後、助手席側前、助手席側後の順に4本のボルトを取り付けるとボルト穴が合いやすいでしょう。
これらは一度に本締めせず、数回に分けて締め付けるようにします。

さて、ブリンプ製のレールは前後共に3段階に高さを調整できます。私は前が中間に、後を最も低い位置にしました。
これだと純正をそのまま下げたような形になり、なおかつ腿の裏側への圧迫感がかなり低減されました。

レールを交換した後の運転席です。


レールを交換していない、助手席です。


わずか数センチの差ですが、これだけで座った印象はかなり変わります。
腿の裏側の圧迫感が少なくなり、長距離ドライブがずいぶん楽になりました。

(追記)
その後、前を1番上、後を1番下にしました。
理由は、長距離を走ったときに右膝が痛くなるためです。
体型や足の太さによって個人差があると思うのですが、私の場合はこれで痛みがかなり緩和されました。