ENDLESS Brake Pad Type SSM


CL1から移植したロッキードZA&ZRの残量が少なくなってきたため、交換することにしました。

最近はサーキットにも行っておらず、街乗りの割合がほとんどを占めるようになってきたので、ストリート向けのパッドの中から選ぶことにしました。
パッド選びはなかなか難しく、耐フェード性や摩耗、鳴き、ダスト量などの各要素をすべて高バランスで実現するのは不可能です。
なので何を重視するかよく考えて、その他のポイントはある程度妥協せざるを得ません。

今回のパッド選びで重要視したポイントは、

でした。

そんな中で候補に挙がったのは、ロッキードSAとエンドレスSSMです。
ロッキードの製品はZC・ZR・ZAと使ってきましたので、ついでにSAも使ってみようと思ったのですが、ちょうど通販ショップでロッキード製品の取り扱いがなかったので断念。
結局エンドレスSSMにすることになりました。
シビック時代から数えてみて、WinmaxやProjectμ、ロッキードなど色々使ってきましたが、不思議とエンドレス製品は一度も買ったことがありませんでした。

NA2キャリパーに交換しているため、DC2・98スペック用(フロントのNA2用パッドとDC2用パッドは共通で、リアのCL7用パッドとDC2用パッドは共通です)を注文します。
今回はいつものヒラノタイヤではなく、BOMBという通販ショップを利用しました。
ホイールナットを買うときに利用したことがありますが、ヒラノタイヤと比べて非常に対応が早く、値段も同じくらい安いお店です(その代わり代引発送が出来ませんが)。
今回も注文してから4日目には商品が届きました。

なお、ブレーキパッドの交換手順はCL1のところでも書いていますので、一部省略しています。

比較的持ちのよかったZAパッド。
耐フェード性もそこそこよかったのですが、ダストはさすがに多いです(ZCやZRほどではありませんが)。

パッドの残量は簡易的にリテーナー部分で判断することができます。
写真のようにパッドが引っ込んでいたら、かなり残量が少ないとみて間違いありません。

TAKEさんのブレーキホース破損事件がありましたので、負荷が掛からないようにクランプを外してから作業します。

下部のボルトを外し、キャリパーを跳ね上げます。

残量は約3mmといったところでしたが、減りは比較的均一でした。

NA2キャリパーは2ポッドのためピストンが戻りにくいので、エア抜きと同じようにホースを繋いでブリーダーを緩めておきます。

ピストンを1つずつ、ゆっくりと押して戻します。
ゆっくりやらないともう片方のピストンが飛び出ることがありますので注意。

奥までしっかりと戻しておきます。

新旧のパッド。
新品は約10mmあります。
残り2mmくらいまでは使えますが、フィーリングが悪化しますしフェードしやすくなりますので、早めの交換が安全です。

リテーナーに接触する部分にブレーキグリスを塗っておきます。
このパッドは鳴きに配慮して、しっかりと面取りしてありました。
摩擦材はいかにもノンアスベストといった感じで、カーボン系とは異なり茶色です。

装着して、外側のリテーナーに接触する部分にも同様にグリスを塗っておきます。

外したボルトを締め、エア抜きも行えば完了です。
しかし・・・このパッド、濃いエンドレス・ブルーとは異なり薄い青色をしていますので、金色のキャリパーと組み合わせるとカラーリングがかなりミスマッチです(汗)。

こちらはリアパッド。
上側の突起がある方をピストン側に組み付けます。

サイドブレーキを解除して、キャリパーのボルト2本とブレーキホースのクランプを外してキャリパーを外します。
リアのピストンは押し込むのではなく、右に回して戻してやります。
写真は手作りのピストン戻しツールですが、ラジオペンチでも十分代用可能です。

この十字溝の向きが悪いとパッドがきちんとはまりませんので、事前にマークをつけておくとよいかもしれません。

リアキャリパーを装着したら、サイドブレーキの調整ナットを緩めてブレーキペダルを何度か踏んでやります。
その後サイドブレーキの調整を行えば完了です。
この作業を行わないと、サイドブレーキの効きが悪くなる場合があります。
が、センターコンソールを外すのは面倒ですので、サイドブレーキに問題がないなら省略してもよいかもしれません。
ただしその場合でも、サイドブレーキを引くより前にブレーキペダルを踏んで踏み代を出すようにします。

ローターが新品ではないので、アタリがつくまでしばらく時間が掛かりました。
写真の状態はまだ完全ではありませんが、そのうち全面が綺麗に当たるようになります。

しばらく乗ってみると、ロッキードZAに比べてペダルタッチが若干柔らかい感じがしました。
ENDLESSのサイトに掲載されているように、初期制動はあまり強くなく、踏めばその分効くという感じです。
鳴きはほとんどなくダストも非常に少ないですし、朝一のブレーキングでも問題なく効く非常に扱いやすいパッドという印象を受けました。
その代償として高速サーキットではフェードを覚悟しなければいけませんが、ミニサーキット程度ならばおそらく大丈夫でしょう。
総合的には満足できるパッドです・・・が、唯一色がちょっと気に入りません(汗)。

メーカー ENDLESS
品名 SSM
品番 (F) EP270SSM (R)EP312SSM
スペック ノンアスベスト・ローター適正温度0〜530度
購入先 BOMB
装着日 2005.9.23